  |
|
| ■6月のバラの手入れ |
一番花もそろそろ終わりに近づいていますが、新しい芽もだいぶ伸びてきました。
この時期やはり気になるのは「黒点病」です。
雨の降った次の日は、何をさておいても消毒です。もし全体ができなくても、小型の噴霧器を使い、病気にかかりやすい品種だけでも消毒をします。おかげさまで今年は今のところは大きな被害はでていません。
消毒だけでなく、とにかく病気の出た葉を見つけたら取り去ること。咲き終えた「花がら」を摘みながらついでに樹の下側を覗き込み、黄色くなった葉を採ることを続けています。 |
 |
ここでちょっと注意をするのは、同じ様に黄色く変色した葉でも、黄色の部分がV字型(葉脈にそって)になっているのは、根が何らかの障害を受けている場合に発生することもあるので良く観察してみることが大切です。
鉢栽培では水を切らせたりすると黄葉の発生が見られます。
現在手持ちの殺菌剤は(具体的に商品名を挙げると)ダコニール・ベンレート・トリフミン・ダイセン・トップジンM・ラリー・フルピカ・サルバトーレ・ミラネシン・バイコラール・サプロール・他。これらの殺菌剤を交代でオルトラン水和剤、葉面散布剤と混合し散布しています。
雨が降らなければ2週間くらいは効果があるようですが、降雨後はできるだけ早く散布するようにしています。
先日、バラの根元に少しですが堆肥を敷きました。黒点病の原因に雨による泥はねがあるので、それを防止する為に行いました。
|
| ■葉が落ちるわけについて |
この時期、バラの下部の葉が落ちることが多くなります。様々な原因が考えられますが、まずは病気(黒点病)でしょう。別名「ブラックスポット」ともいいます。雨が降り続く時期に発生し、感染しやすい病気です。
葉に水滴がついていると、病気の胞子は6〜7時間で植物体内に侵入します。乾燥していれば問題ありません。
さて、これ以外に落葉の原因として考えられるのは以下の通りです。
1.水分不足(鉢栽培では出やすいので注意)
2.光不足
3.排水が悪い
4.ハダニの寄生
5.農薬散布による薬害(日中、高温期の散布は危険)
6.その他(微量要素肥料の欠乏及び過剰 など)
雨の降る前の消毒が効果があります。薬の効果が最大の状態で雨に向かうと、黒点病の発生をおさえます。
害虫の中でもハダニはやっかいな存在です。バラには主に3種類のハダニが発生します。どのダニも葉の裏に寄生して葉から養分を吸います。葉を表から見ると白く色抜けし、かすれたようにも見えます。
そのまま放置すると葉全体やつぼみ全体がくもの巣に覆われ葉もバラバラ落ちます。この状態では薬剤散布の効果もあまりありません。切り捨てる方が早いかもしれません。
|
| ■葉ダニの防除 |
ハダニの薬剤散布には注意が必要です。1匹のメスは100〜150の卵を産み発育期間も短いため薬剤に対する抵抗性がでやすく、同じ薬ばかりを使用していると効かなくなります。又、成虫に効く薬と卵にしか効かない薬などがあり、薬選びも考えなくてはなりません。1回消毒したらそれで完了ではなく1週間〜10日の間に2回目の消息をしなければなりません。
卵が孵るからです。
<薬剤の例>
・オサダン水和剤 1000倍
・テデオン 700倍
・コロマイト 1000倍
・ニッソラン 1000倍
・ダニカット 800倍
・テルスター 1000倍
・バロック 2000倍 など
|